食材の歴史は面白い | マインドエッセイ

今、熊本はトマトの一大産地で、本当に沢山の種類のトマトが店先にある。

プティトマト、フルーツトマト、塩トマトなど。食べやすい味の生食用のトマトが沢山ある。私が子供の頃は 青々したトマトだけだった。今、人気があるイタリア料理では トマトが欠かせない。パスタやリゾットにも、トマトソースや所謂ミートソースなどのトマトを使った料理が沢山ある。日本人が大好きなカレーにもトマトが入っている。今 世界中にトマトは欠かせない野菜の一つになっている。トマトは古くからイタリアや世界中で使われているのか と思っていたが、そうではなかった。

15世紀にコロンブスがアメリカの新大陸を発見した事による、食材の新発見がある。アメリカ大陸が発見されるまでは、世界のどこにもなかった食材である。新大陸の発見で見つかり、今では世界中に広まり日常では欠かせない食材にまでになっている物。何と思われますか? それは「トマト」「じゃがいも」「とうもろこし」。お菓子の分野では「チョコレート」「ヴァニラ」。これらが15世紀迄は世界になかった食材である。これらの食材は コロンブスとその後アメリカ大陸に渡ったスペインのコルテス将軍が持って帰って来て、スペインからヨーロッパ全土に広がって行った。最初はトマトは観用として育てられた。じゃがいもは当初は気味が悪い形をしている為、なかなか食用にならなかったが、ヨーロッパの飢饉で政治的に栽培をされるようになって、今では なくてはならない野菜となった。ヨーロッパやアメリカではまるで主食の様に多様なじゃがいも料理を食している。このような歴史的な背景があるからである。ポテトチップス、フライドポテト、マッシュポテトなど数え切れない。

お菓子の分野でも チョコレートは当初は苦い飲み物であったが、今の様に固形のチョコレートになったのは、その後であった。今でもヨーロッパやアメリカの人々にとってチョコレートは、日本人にとって小豆の餡子の和菓子の様になくてはならない存在となっている。


投稿日時:2012/8/24 (金) カテゴリー:いしはらのりこのエッセイ


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